パッと光らず咲きもしない湿けた花火のようなブログ

鈴木です。ちょこちょこ記事書いては消してます

16. 腹痛ウィーク

 

 

 

今週、ずっとお腹痛い。

 

 

理由もなく、ずっと腹痛。意味がわからん。

 

 

 

元々、腹痛持ちであるため、よくお腹は痛くなるのだが、こんなに連日痛くなるのは初めてで、ただただツライ。痛い。うんこしたい。

 

 

 

 

腹痛持ちの福音として、うんこ我慢比べはマジで負ける気がしないくらいの根性は有しているが、いかんせん、ずっと引き籠もっていたため、腹痛許容レベルが極低まで落ちている。

 

 

 

 

その状態での、急行電車・腹痛耐久レースはただの死。カイジの電流鉄骨渡りが優しく感じるほどのデッドオアアライブ。なんなら、電流くらって、お尻筋と腸を硬直させたい、まである。スタンガン持ち歩こうかなぁ…

 

 

 

 

そんなこんなの腹痛事情、

始まりは、週明け月曜日。

 

 

 

緊急事態宣言が明けてからは、感染に気をつけながら、週3で大学に通い始めていて、今週も例に漏れず、登校していた。

 

 

 

腹痛なんて、最近起きておらず、なんならお家でうんちしてきた為、完全に油断していた。

 

 

 

突如、腹痛は訪れた。

 

 

 

あの瞬間、全身に走った怖気を忘れることはできない。身の毛がよだつ、という感覚はあの瞬間にこそ当てはまる言葉であると確信できるし、あの腹痛反応速度を持ってすれば、ピストルの弾も避けられる。範馬刃牙に並ぶスペックを刹那的に発動した。

一瞬で冷や汗が吹き出した。

 

 

 

しかも、この腹痛、いきなりピークでやってきたのである。本当にやめてほしい。前兆とかほしい。助走とかつけてきてほしい。あと、みるみるMAX値あげるのもやめて。腹痛擬人化したら、きっと、俺についてこれるかな、とか嫌な笑み浮かべながら言ってる。

 

 

 

世の中で、知覚できずにいきなりこられて困るものは地震についで2位を取れるくらい腹痛えぐい。腹痛は天災。忘れた頃にくるとか、そんな気障な登場しなくていいからな?

 

 

 

 

突如訪れたこの腹痛をひたすら耐えた。電車から見える風景で急行電車があとどれくらいで着くかは予想できるため、風景と時計を見た。あと5分くらい…長い…

 

 

 

耐久時間の脳内は忙しない。腹痛を沈めるために、働いていない自律神経を叩き起こし、かつ、電車から降りてすぐ近くのトイレまでの最短ルートを計算、さらには、眼球からの情報が思考を妨害してくるため、それを掻い潜らなければいけない。コロナ対策に追われる役人以上に大忙しだ。

 

 

 

 

マジでめちゃくちゃ考えた。思考した。腹痛紛らわすためにも、脳をとにかく酷使した。蓄えてたブドウ糖全部消化して、うんこに変えるくらい使った。うんこ増えた、あああ。

 

 

 

自分に、頑張れ頑張れ、って胸の中でささやきながら、ふと時計を見た。2分しか経ってなかった。

 

 

 

 

 

 

人間って本当に弱くて、

 

漏らしてもいいかな、て簡単に思っちゃったりする。

 

 

 

 

「だって、漏らしても大丈夫じゃん、確かに社会的に、精神的に死ぬだろうけど、でも、それだけでしょ?あとでパンツ買えばいいし、すぐに楽になれるよ」

 

 

 

 

腹痛恐るべし。MAXで独走していたかと思ったら、目指していた場所は脳で、俺の無意識を乗っとり甘言をかけてくる。悪魔の所業、この上ない。

 

 

 

ここからは根性ゲーム。戦う相手は己自身。がんばれ、俺という人格。

 

 

 

座ったままだと、無意識が、「あれ君今トイレいるの?」と誤解して促し始めるので、立ち上がる。立ってうんちする習慣がなくてよかった、とこの時ほど思うことは過去にも未来にもない。あってたまるか。

 

 

腹痛が揺れる。腹痛が増大する。腹痛が俺を殺そうとしてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この腹痛騒動、

結果はパンダだった。白と黒。

漏らしたとも言えるし、漏らしていないとも言える。

 

 

 

うんこ漏らさずに目的の駅には着きはした。さっきシミュレートしたトイレ最短距離を用いてトイレまで急いだ。トイレ入ったら、大便一つ空いてた。絶対に勝った。

 

 

 

大便に入ろうとした。トイレは絶望の清掃中だった。

 

 

体は止まらない。うんちをできる気でいた「全俺」はうんこの防波堤をすでに決壊させている。この勢い、尻穴道で防げるはずもない。あ、あ、あああああああああああ。あっ…

 

 

 

 

 

清掃員はすぐに退いてくれた。

 

 

この漏らしている感じ、最悪。と脳内で外タレに声を当てる友近が言ってる。

 

 

でも、とりあえず、残りの糞を出し切らなければならないため、パンツを脱いで座った。マリマリマリマリ、と糞をだす。

 

 

そこであることに気づく。

 

 

 

 

 

パンツにうんちが付いていないんだが!!!!!!

パンツのニオイをクンクン。うんちのにおいがしないんだが!!!!!!

 

 

 

 

絶対にうんこは漏らしていた。でも、パンツには到達していなかった。

これは、つまり、尻穴道を抜けてきたうんち群、最後の最後にお尻筋肉に阻まれたのである!!!

 

 

 

よかったよぉ、、、

最後まで諦めなくてよかったよぉ、、、

最後に信じられるものは筋肉だったよぉ、、、俺筋トレするよぉ、、、一緒に大きくなろうな、、、

 

 

 

という感じで、うんちがひょっこりしたものの、ギリギリで抑えつけて、その腹痛は沈痛した。南無。

 

 

 

本当に苦しかった。漏らしていなくてよかった。

 

 

 

 

 

 

 

その1時間後、腹痛再襲来。

 

しかし、これは、段々と大きくなるタイプの腹痛であったため、電車内での攻防は目を見張るほどの安定したものであり、余裕で耐えた。

 

 

 

ホームに降りた瞬間、腹痛が全身全霊を持ってして攻めてきたが、もはや時間の問題なのである。涼しい顔してトイレへ向かった。

 

 

 

自分は1分、1秒でも速くうんこしたい派であるため、優先トイレのほうが近かったら、問答無用でそこに入る。

 

 

優先トイレは広くて快適だけど、大抵臭いのが玉に瑕だよね。

 

とかとか優雅に考えながら歩いてたら、目の前で高慢ちきな女が先に入っていった。

 

 

こいつ……

 

こっちは必死なんだぞ?一刻を争うんだぞ?

てめぇの鞄に付いてるマイケルコースのメダルみたいなの引きちぎって、そのメダルでてめぇのほっぺに、べちーーーーん!!って叩くぞ!?!?、

ってくらい必死で自己中心的な考えが脳内を占めていた。実際にはやってないからセーフ。

 

 

幸いにも、男子トイレの大便が空いてたため無事に済んだ。

 

 

 

マジで漏らさなくてよかった。

 

 

 

 

 

こんな感じで、腹痛が今週ずっと続いています。

どなたか、急な腹痛を予防できるお薬を紹介してください。