パッと光らず咲きもしない湿けた花火のようなブログ

鈴木です。ちょこちょこ記事書いては消してます

25. 就活面接で面接官相手に無双した「株式会社ケンコーマヨネーズ」という他企業名

株式会社ケンコーマヨネーズ

それは、日本のたまごサラダの全てを牛耳っていると言っても過言ではない大企業。たまごサラダのドン。The king of egg salad.

 

ケンコーマヨネーズがたまごサラダを値上げしたら、飲食店で提供しているたまごサラダや、コンビニで売られているたまごサンドが軒並み値上げしてしまうくらいにはたまごサラダの実権を握っている。たまごサラダの圧倒的寡占、たまごサラダの独裁である。たまごサラダで暴力を振るうことだってできる

いてぇ!苦しい!でも、美味しい!

 

 

しかし、この企業の強みはたまごサラダだけではない

 

マクドナゲットのバーベキューソース。それすらも牛耳っているのである。少なくとも、自分が産まれる前から大人気であろうあのソースをだ。向かうところ敵なしのバーベキューソース。

ちなみに、バーベキューソースの正式名、というかケンコーマヨネーズが扱っている商品名は「テキサススタイル バーベキューソース」である。

だから、マクドでナゲットに付けるソースを言う時は、「テキサススタイル バーベキューソースで」ってドヤ顔しながらマクドの店員に言うのが正しい。違うか。バーベキューソースはバーベキューソースだわ。なんなら、バーベキューって略すまである。それで伝わるもんね。というかだせぇわ、テキサススタイルバーベキューソースって言う奴、気色悪い。それから、マスタードは邪道ですよ

 

 

とにかく、この2点だけでも十分な業績を挙げれそうなほど影響力が大きく非常に売れている商品ではあるが、ケンコーマヨネーズで一番売れている商品はこれらではない

 

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(2022年2月22日 https://www.kenkomayo.com/pro/r/r95/

 

堂々の1位を飾るのは " ガーリックバターソース " という、臭そうなソースなのである。ちなみに、自分はこのソースを頂いたことがあるのだが、めちゃくちゃ美味しい。焼いたトーストに掛けてもおっけー。お肉とか野菜とか、なんなら海鮮の炒め物でも、これさえ掛けとけば美味しくさせられる最強のソース、全てに調和をもたらす万能で最高に臭いソース

 

また、この強気の1本あたりの販売量を確認して欲しい。ガーリックバターソースとかいう、興味は湧いても買うのに1歩踏みとどまってしまうキテレツなのに、強気の " 515 g " 

暗にケンコーマヨネーズは「おめぇ、" 515 g " が強気だって!?言いてぇことは一回買って食べてみてから言えぁ!!あぁ!?」と言ってるような気がしてならない。そのくらいには、" 515 g " は多くて強気

 

あと、その2位のやつなに?商品名に情報量が多すぎじゃんね?じゃーまんかりーけちゃっぷ?絶対うまいじゃん。ジャーマンカリーケチャップと相性が良い料理を探そう会したい、速攻600 gを使い切れる自信がある、うわっ、よだれ

 

ちなみに、ケンコーマヨネーズと名乗っておきながらマヨネーズの社内売上は5位である。人気ではあるが、看板を飾れると言えるほどではない。これは、キューピーが強すぎるがためである。みんなマヨネーズはキューピーを買う。だから、ケンコーマヨネーズのマヨネーズの社内売上はトップになれない。でも、それもしょうがない話で、キューピーは福山にキュウリ食わせてキューピーハーフとか言わせてるくらいにはマヨネーズへの熱意と予算が違う。勝てねぇ

 

 

そんな感じで、ケンコーマヨネーズへの興味がここ3年ほど尽きず、ケンコーマヨネーズのインスタをもフォローしている(昨年11月に開設)。そもそも、名前が好き。マヨネーズに健康も何もねぇんだよ、奇跡も魔法もねぇんだよ

 

グダグダとケンコーマヨネーズについて話してきたが、本ブログの主題はケンコーマヨネーズではない

 

就活における面接が主題なんです

 

 

人生で一番自由で、一番辛い就活とかいうクソイベント。そんなクソのメインとも言えるクソ面接。クソオブクソ

いやほんと、就活ってパワーで乗り切れんじゃねぇかなって思う。クヨクヨ考えれば、その自信のなさが表れちゃうし、小手先の技術なんかで敵うわけがない。技を超えた純粋な強さ、それがパワーだって幽遊白書で冨樫が戸愚呂に言わせてるくらいだし、パワーが一番大事だと思う

 

というか、面接って、就活生が猫被ってる中、どうやってその人の本質を見抜いてるのか気になる。こちとら、普段は男友達とオチンポオッパイ言いながらキャピキャピできる稚拙で幼稚な奴なんですよ。

こないだなんか、「ピンクってどうしてこんなに優しい乳首色してんだろう」って真顔で真剣に言ってんだぜ。だめだろ、そんな奴ら社会に出ちゃ。

あと、このセリフ、前後が逆なんだわ。「ピンクが乳首色」じゃなくて、「乳首がピンク色」なんだわ。

" 優しい乳首色 " とか常軌を逸したセリフだよ、思いついた奴、怖い。けど、そいつとは仲良くできる

 

本ブログの結論から先に話すと、そんな大事な面接でケンコーマヨネーズ社とは全く関係のないところで、ケンコーマヨネーズの話題で盛り上がったんです。意味がわからない

 

その話の発端まで遡る。喋らせて欲しい

 

ものづくり系の理系企業に自分はエントリーしようとしていた。せっせとエントリーシートを書いていたら設問の一つに、「弊社以外で興味のある企業を教えてください」とあったので、迷わず " 株式会社ケンコーマヨネーズ " と書いた。これがこのブログを書くに至った原因であり、諸悪

 

いや、興味のある企業は?って聞かれたら、3年前から気になって仕方のないケンコーマヨネーズを外すことはできないでしょうが。ブログ冒頭1000文字に渡ってケンコーマヨネーズについて書ける僕ですよ、3年間の愛情を舐めないで欲しい

 

というか、こうゆうESで聞かれる興味のある企業は?って、ほかに志望するつもりの企業はどこですか?みたいなそうゆう意味なのかな。それなら、そう書いて欲しいし、それなら、ケンコーマヨネーズは書かなかったし、てか、そもそも、ケンコーマヨネーズとかいうイロモノネーム書いちゃだめなんだよ

 

適当にESを書いた数週間後、無事ESはパスし、"ぜひ面接を"という話へ進んだ

 

1次面接

面接のために、その企業についてたくさん調べてきた。その企業のことはもちろん、業界の動きなど。それから、自己分析し、自分の強みや弱みや性癖をうまく話せるように頑張って準備した。乳首が弱いです

 

最初の質問は、" 自己紹介と弊社を志望される理由を教えてください " だった。適当に答えられた。他にもESをご覧になって2,3個の質問が飛んできたが無難に答えられたと思う。性癖を言う機会はない

 

そして、次の質問で「あの〜、ESに書いてくださった興味のある企業のケンコーマヨネーズって会社はなんですか?私たち面接官の間で面接が始まる前から話題になっていまして(笑)」と聞かれた

 

いや、まあ、そうですよね。明らかに御社と業界も分野も違うぶっ飛んだ名前の企業が書いてあれば、なにそれ?ってなるし、聞きたくなりますよね。それに関しては、書いた僕が悪いです。でも、その企業に興味があることは隠せないです、自分に嘘はつけないです!

 

俺「あ、えっと、そちらは、ソースとかたまごサラダを製造してる会社でして、その企業様については純粋な興味があり、好きな企業なのでESにお書きしました」

面A「結構大きな企業?」

俺「キューピーの次にくるくらいには大きいソース会社です」

面A「へぇ、そうなんですね。初めて知りました。なるほどねぇ、どうゆうところが好きなの?」

俺「そちらで製造されているソース、例えばガーリックバターソースと呼ばれているものなどがあるのですが、商品的に尖ったソースが多くて。扱っている多くの商品が面白くて好きです」

面A「その気持ちわかる。僕もコーヒーが好きで、種類が多くて面白いなぁって思うし、そうゆうコーヒーメーカーとかで働いてみたらどうなるかなぁって時々考えたりします。その、ケンコーマヨネーズさんで一番人気な商品とかわかる?」

俺「あ、先程も述べたガーリックバターソースという商品が人気みたいです」

面B「そうなんだ。ガーリックってつくくらいだし、結構臭うの?」

俺「ええ、かなり」

面B「どうゆう風にして食べると美味しい?」

俺「焼いたトーストにかけても美味しいですし、海鮮と一緒に炒めても美味しいです」

面B「おお、いいねぇ、自分も試してみようと思いますね」

面C「それでは時間になりましたので、面接を終了させて頂きます。おつかれさまでした」

 

 

 

…ぇえ?いやいや、ちょっと待ってよ。俺はケンコーマヨネーズのセールスか?布教?自分のこと以上にケンコーマヨネーズとガーリックバターソースのことを答えて、あと、面接官がコーヒー好きってことを知ってしまったんだが。それに、ガーリックバターソースって名前を聞いて、「臭うの?」って質問はなに?そこ大事?しかも、面接官の一人に至ってはガーリックバターソースご存知だったらしく、めちゃくちゃ頷いてくれていたし、この状況

 

いや困る。まじで困る。面接において、俺の人と成りを見て、御社にマッチングするか判断していただきたいのに、7割近くケンコーマヨネーズのことしか話してないし、ケンコーマヨネーズで判断されるのは非常に困る

 

仮に、この面接をパスして、御社から内定頂き働き始めたとしたら、その時の面接官の方に会うたびに「あ、ケンコーマヨネーズの子」って認知されてそうやって声かけられるし、

仮にこの面接落ちたとしても、「そりゃ、ケンコーマヨネーズのことばかり聞かれたからなぁ!?自分のこと話せていないしなぁ!?ケンコーマヨネーズについて話す自分で判断されてもなぁ!?」ってブチギレるし、なにこれ

 

というか、面接ってこんなラフなの?俺が受けた面接が特別なのかな。なんで、ケンコーマヨネーズの話をケンコーマヨネーズとは関係ない企業面接中に話すことになるの、どうして面接官は自分がコーヒー好きってことを教えてくれたの、なんでガーリックバターソースの臭いが気になったの。マジでただの会話じゃねぇか、いや、面接なんてただの会話なんだろうけどさ…

 

なんていうか、面接官は「俺」という存在よりも、俺越しにいる「ケンコーマヨネーズ」に興味があって、すごくやるせなくなった。ずりぃよ、ケンコーマヨネーズ、その名前が。マヨネーズに健康も何もないんだよってさっきから言ってるじゃん…奇跡も魔法もないんだよ…

 

自分は、この企業を第一志望としているので、御社から内定頂き入社したら、さっきも言った通り、" ケンコーマヨネーズの子 " って呼ばれるんでしょうね。人に覚えられるのはありがたいし、嬉しいんですけど、覚えられ方が、ね。ただの悪目立ち感を否めない

 

それでもやっぱり、ケンコーマヨネーズには感謝したい。面接は辛いものだと思っていたら、ケンコーマヨネーズのおかげで温くなったのは事実だし、ガーリックバターソースは美味しいし、そもそも、ケンコーマヨネーズって名前が面白いし

 

ありがとう、ケンコーマヨネーズ

これからも愛します