パッと光らず咲きもしない湿けた花火のようなブログ

鈴木です。ちょこちょこ記事書いては消してます

27. First Love 初恋を見た24歳独身男

ネトフリで話題になっているFirstLove初恋を見たのだが、今年で一番面白いドラマだった

 

マジで良かった、めちゃくちゃ泣いた。何が良かったって、まず満島ひかりがめちゃくちゃに良い。カルテットからファンになったただのミーハーだし、俺みてぇなミーハー沢山いると思われるけど、満島ひかりがめっちゃ良いんだぁ。顔が小さくて肌が綺麗なんだぁ

 

演技、っつうか、満島ひかりの喋り方が本当に好き。ポエムみたいなセリフでも、すごく様になるし、満島ひかりが言えば、説得力も含蓄もあって、心に響く。すげぇよ満島ひかり

 

ノリノリな演技も、儚げな姿も全部良い。最高か?最高だ。Q.E.D.最高。満島ひかりの演技を好きになれる人格と感性を持ち合わせていて本当に良かった。俺も一緒にAutomatic歌いてぇ

 

 

満島ひかりのセリフに限らず、このドラマのセリフ全部良かった。ミーハーの俺はそうゆうセリフを覚えて、いざって時に使おうと思っている。それくらい良い

 

だから、俺がドヤ顔で鼻毛出しながら良いこと言っている時は、何かのドラマとか小説からパクって言ってるんだなって確信して疑念を抱いてほしい

 

そして、その鼻毛野郎に、お前だせぇし口もくせぇなって言って欲しい。そう、俺はだせぇ。そして、口もくせぇ。それと、いざっていう時はこない

 

 

このドラマを見たきっかけが、いろんな人がsnsで「見た!」とか「よかった!」とか言ってて、そうゆうのを見て、俺も見てみよって、軽い気持ちでミーハーな俺は鑑賞した

 

それが間違いだった。軽い気持ちで見てはいけなかった。覚悟なしで見てはいけないドラマだった。いいか、覚悟をしたものこそが幸福になれるんだ

 

このドラマを勧めるときは、覚悟を持たせた上で紹介しなくてはならない。それくらい衝撃的な展開が多かった

 

 

このドラマ全9話で各話1時間弱で構成されていて、1〜2話目が登場人物の紹介みたいな感じでゆったり進むんだが、3話目で急に展開がエグくなる

 

起承転結の転が3話目にくる。そっから8話目まで面白くもえっぐい内容の話がずぅぅぅっっと続く

 

1〜9話を「起承転結」だけで表すなら、

1 2 3 4 5 6 7 8 9

起承転転転転転転結

まじでそれくらいポンポン、ポンポン色んな話がでてくるし、ずっと話が転転テンテン転々するし、飽きない展開が続く。不意に電車で見かける巨乳から目離せないくらい飽きない。あれまじで視線のブラックホール

 

 

でも、そんなに話がコロコロ変わっても、小泉今日子だけは変わらず、永遠に「也英ちゃ〜ん」っていうおばちゃんだった。良い母だった。でも、ずっとおばちゃんだった

 

そして、綴の幼少時が可愛い過ぎた。あの子は何?天使?女じゃねぇのに母性湧いたし、なんなら、母乳が出たまである。ねぇよ

 

 

このように、話の展開の目まぐるしさもさることながら、時系列もめっちゃ変わる

 

過去編の学生時1997年くらいから2018年くらいまでと、現在編の2018年以降の二つの時間を行き来するのだが、

 

過去編の途中25歳くらいまで佐藤健満島ひかりの若かりし頃は別の役者が演じていたのに、25歳くらいから佐藤健満島ひかり本人になっちゃって、過去編?現在編どっち?ってすげぇ混乱する。書きだしても何言ってっかわかんねぇ

 

つうか、役者ってすごない?すごあるよな。20代も30代も40代も身一つで化けられるの?ってなった。まじで理解できないし、全てを信じたくなくなる。

 

頼むから、役者を同じ人間としてカテゴライズしないでくれ、アイツら人間を超えた何かだよ、吸血鬼とか何かだよ、人間を辞めてるよジョジョ

 

 

恋愛もののドラマだから、セックスシーンとかちゃんとある。一人で見ることを特に勧めたりはしないが、一緒に見る相手を選ぶことはちゃんとした方がいい

 

自分の場合、リビングで見ていたのだが、偶然そのとき、弟が彼女をうちに招待していて、俺と弟と弟の彼女の3人で見ていた。見てしまっていた

 

6話目だか、7話目だか。佐藤健とその同僚役のやつらがクラブに行った。そこには佐藤健をひたすら見つめてくるよくわからんアジアン女優いた。おい、ちょっとまて、お前、、

 

佐藤健とアジアン女優がヤるシーンが3人の前に突如として流れ出す。ゾッとするおれ、驚く弟、キャっと声を上げる彼女。弟と弟の彼女が目を合わす

 

そんな二人を視界の端におさめながら、ほとんど意識を手放したおれ。現実逃避。急なセックスシーンにびっくりし背筋がのび、目を開け、しかし、意識を失っていた。死んだ。

 

その堂々とした状態で死にゆく姿は、まるで"白ひげ"。微動だに目が動かない"怪物"。姿勢は良いが、心への負荷は底知れない。一切の"逃げ場"なし、マリンフォード頂上決戦だった

 

濡れ場を家族と一緒に見ようが、友達と一緒に見ようが、気まずさなんてもはや感じる年齢ではないが、弟の彼女もいる中で、濡れ場のシーンを見るのは絶対に違う。これは絶対的な自信を持って言えるし、絶体絶命、というか絶命

 

ここまできたら、弟と弟の彼女を方を向いて、一緒に気まずそうに笑ったら、それは"負け"である。俺はこのセックスシーンが終わるまで、画面から目を逸らしてはいけないし、表情も変えてはいけない。そうやってこの塗れ場のシーンが終わる時、それが俺の"勝ち"である

 

ガキが見る初めてのavだとか、童貞が初めて母親以外の女性の裸体を見るくらいの集中力を持って、俺は佐藤健とこのよくわかんねぇアジアン女優のセックスシーンを見続けなければならない。俺は、童貞として存在を確立し直さなくてはならない。童貞並みの集中力を持ってして、周りが見えなくなるほど、目の前のセックスを見続けなければならない

 

俺は童貞になった

 

揺れる乳。喘ぐ佐藤健。それをひたすら真剣に尋常ではない集中力で童貞のように食い入るように見つめている彼氏の兄

 

弟の彼女から見えた俺の姿はこんな風に見えていたのだろうか。ツライ。クライ。時にクルシイ。あとね、勝ち負けを言うんだったら、童貞だと思われた時点でも等しく負けなんですよ

 

色々蛇足が入った

 

とにかく言いたいことは、このドラマめちゃくちゃ面白い、今年で一番面白かった。けど、3〜8話目で心がすり減るくらいエグい話だし、毎回泣くし、時々母乳も出そうになる。でもその分9話目の結末の全部に感動できる

 

だから、その感情のハイアンドダウンと、それから心に響くセリフを、ぜひ覚悟を持って見て、楽しんでほしい

 

そして、見終わった後に、俺にこう言ってほしい「お前ってちょっとの忘れ物もしたことなさそうだな」って