先日、酔っ払っているときに巧妙な罠にハマった。
騙された類の罠であったのだが、
もちろん、嘘も方便、となるような嘘ではなく、閻魔様に舌を抜かれるような嘘。
ていうか、酔っ払っているときに罠に嵌めてくる友達を友達と呼んでいいのか問題。せこい。
でも、笑えて許せたし、ブログのネタになるくらいのものだから、友達と呼んでもいい。Q.E.D. (終)
最近のコンビニでは、ドッグフード的なものも販売しており、いつでもペットフードを買えるようになっているらしい。
色々あるっぽいのだが、自分は今回、犬用ジャーキーを食べさせられた。
"これ、砂肝とにんじんを練り合わせたジャーキー系つまみです!
私、砂肝好きだから買ってみました!食べましょ!"
こんなん、罠に嵌ってもしょうがないだろうくらいの自然な言い回し。
むしろ、この時点で疑える奴の神経の方がおかしい。言ってる人、後輩のかわいい女の子だからな。負け確。
今思い出してみたら、本当に腹立ってきた。くっそ。悔しい。つか、性格わりぃなこの女。
この犬用ジャーキーは、
まず、犬用であるため、味がほとんどない。
こちとら、砂肝が入っていると言われているため、味が濃いものを食べるという覚悟の上で口に入れているのに、口の中にやってきたのは味の静寂。
というかもはや、それは静寂とかじゃなくて、時間の停止に近かった。なるほど、これが相対性理論。ラブずっきゅん。
犬用ジャーキーは、素材の味すらも消してるくらいの味の薄さ、すなわち、塩気のなさで、つまみとしてはナンセンス。食えたものじゃない。
そもそも犬用お菓子をつまみにする機会はないし、人が食うものじゃない。
歯応えは普通のジャーキー。犬も人も食べる物の固さは変わらないぽい。
ただしかし、味のない歯応えのある物って、今まで経験したことのない、未知の味覚で、非常に不快感を覚えた。多分、爪とか食べたらこんな感じなんだろうなって思う。爪食べたことないから知らないけど。
そもそも、爪って栄養あるの?
もし大金持ちになったら、ホームレスを高額で雇って検証してみたい。人は爪と唾液だけで生存できるのかどうか。
それで論文書く。タイトルは、「人間自己輪廻機構」
この思想だけで、十分事情聴取されそうだし、精神病棟に閉じ込められそう。やめよ。
色々話が逸れた。
本当にペットフードはまずく、食えた物じゃなかったが、せっかく買ってくれたし、なんならこの時はまだペットフードだとは気づいていないため、早く食べきっちゃおうと爆食いした。
主犯者たち、よく俺が爆食いしてる姿を笑わずに見ていられたと思う。ちょくちょく、
それ美味しい?とか、
めっちゃ食べるじゃん、とか
変に聞かれた気がするが、その時点では、まさか自分がペットフード食わされているとは気づかなかったため、
普通に食べれないことはないぞモグモグ、
とか言いながら食ってた。
主に、自分ともう一人で食って、食い終わったと同時に、
「これ、美味しくなかったでしょ?実はペットフードなんだ」とネタバラシ。
ほんと、人の思考ってすごいもので、さっきまではそんな美味しくないなぁ、で済んでいた物が、
ペットフードだよと言われた瞬間から急に気持ち悪くなった。
思い込みとか、明かされる事実とかって容易に人の心をひっくり返す。思考と心って本当に強い連動作用がある。
この時、全人類の中で自分が一番、
思考と感情が連結するような体の作りにするなよ、って先祖を恨んだ瞬間だった。
ていうか、思考も感情も心も全部同じ意味じゃねぇ?って思ったり思わなかったり。
とにかく、ペットフードなんて食えたもんじゃない。味はしねぇし、食感とか不快だし。人間は、ちゃんと人間用のご飯を食べよう。
間違ってもいたずらで、人にペットフードを食わすようなことはしない方がいいです。
僕がその現場を見つけた場合、てめぇの口に全部入れてペットとして生かします。ちゃんと施設に預けるので安心してください。